2011年4月27日水曜日

S&Pって?

日経の本日付夕刊によれば、S&Pは日本国債の格付け見通しを下げた、とのことである。その根拠としてS&Pは、震災にる復旧・復興費用に多額の支出が見込まれ、財政再建策が打ち出されない限り、財政赤字が進むと、したようである。この論理はごもっともなのかもしれない。しかし、ここに人間の顔はない。現在の東北の災害の状況をみた人間の視点で判断されたと思うことはできない。機械のようなロボットのような冷徹な分析である。

これでいいのか? 確かに復旧・復興のための財政的な後ろ盾は必須である。でも何故まだ苦しんでいる人々が多い状況で、こんな冷酷な仕打ちをするのか。

「友だち」作戦によって、日本人にとってアメリカの印象は大きくアップしたのではなかろうか。実際にアメリカからの協力(アメリカ以外も含めてだが)は大変有難い。しかしこのS&Pはアメリカの会社である。もちろん政府と民間の区別はある。ただし、こうした心ない格付け会社によって、アメリカのイメージは悪くなるかもしれないのではないか?

そもそも格付け会社っていったい誰のためにあるのであろうか。どうして一部の投資家(政府も含むが)のための情報に、困難に直面している国民が振り回されなければならないのか?

ここまでの議論は全く感情的である。でもいいではないか、感情的で、と思う。こんな理不尽なグローバリゼーションなんて人類のためになるのであろうか。

天災まで投機の対象とする・・・情けない。