2010年2月24日水曜日

フランス人って働かない? その2

つづきです。
そもそも「よく働く」というのがよくわかりませんよね。

よく「夜遅くまでよく働いているなあ」ということを言いますが、それはあくまで「時間」を基準に見た場合だけですよね。夜遅くまで働くのは、仕事が山積みになっているからかもしれませんが、意地悪な見方をすれば、他の人だったらもっと早くできるのができていないのかもしれません。そうするとこんどは「効率」、あるいは「生産性」といった基準で、「よく働いている」のかをみる必要がでてきます。

ちょっと話が難しくなりそうです。僕はこの手の問題の専門家ではないので、あくまで印象で書きます。すみません。

要はフランス人を見ていると、「時間」よりも「効率」が重視されているように見えます。卑近な例ですが、パリでお昼を食べにレストランに入ったとしましょう。街中の大衆的なところは、給仕人が少なく、給仕人たちは立ち止まることなく注文を取り料理をテーブルに運び会計もしています。時々忘れられることもありますが、いつもすごく待たされるようなこともありません。

私が受けたフランス人の印象は、とにかく早業。この早業度は日本人よりも上のような気がします。じゃあフランス人は日本人よりも優秀なのか、というと、一概にそうとは言い切れないと思います。

早業の裏返しとして、荒っぽさがついてまわります。細かいところで不都合がおきることはしょっちゅうです。そしてフランス人は、個人差が大きくあります。日本のようにマニュアル教育が徹底していないのか、均一のサービスではなく、むらがあるサービスが受けられます。ただしよい人にあたるとこちらが想定していた以上のサービスをしてくれる人もいます。

もちろん今まで書いた印象はあくまでサービス業での労働風景ですから、別の業種だとまた違うと思います。それは僕にはわかりませんが。

やはり現地に行って実際に自分でみたり体験したりするとその国の印象って変わりますね。もちろん僕のような仕事はその印象が正しいかどうかを検証しなければいけませんが。

2010年2月20日土曜日

フランス人って働かない? その1

日本では「フランス人は働かない」と言われることがあります。
その理由としては、「しょっちゅうカフェでお茶している」、「2週間以上のバカンスをとる」といったことがあげられているようです。

確かに、以前、僕もスーパーへ買い物に行ったとき18時45分頃店に入ったことがあったのですが、もう閉店だから出て行ってくれ、と言われました。でもそのスーパーの閉店時間は19時です。19時まであと15分もあるじゃないか、それぐらいあれば買い物はできるよ、と反論したのですが、店員は、もう閉店するからととりあってくれず、結局そのときは買い物はできませんでした。

これはそのスーパーが特別なのではなく、フランスの商店はみなそうです。日本では19時までとあれば19時までは買い物ができます。つまり19時までは営業しています。ところが、フランスで19時までというとそれは店を閉める時間なのです。店を閉めるには客がいては困りますし、後片付けも済ませなければなりません。ですから先ほどの僕のようなケースは買い物を断られるわけです。

こういったことは商店だではありません。僕が今通っている公文書館もそうです。公文書館の開館は17時までとなっていますが、閲覧室からは16時45分に強制的に追い出されます。

日本から来てこういったことを経験すると、理不尽に思い、フランス人は働かない!、と感じることでしょう。

でも本当にフランス人は働かないのか? どうも単純に「よく働く」「働かない」の二分法では割り切れないところがあると思います。それは次回にまた。

2010年2月16日火曜日

今日から復帰

父危篤の知らせをうけて日本に一時帰国していました。残念ながら父は帰らぬ人となってしましましたが、葬儀を終え、残された母の生活に一応のめどがついたのでパリに戻ってきました。さすがに大変くたびれてしまい週末は寝込んでいましたが、残されたパリ滞在期間も限られていますので研究活動再開といきたいところです。これから国立公文書館にいってきます。